モンゴル遊牧民のくらし　オリグルのうごくおうち

この物語は、私の子供の頃のモンゴルの伝統的な遊牧民の生活の一コマです。移動式住居ゲル、雄大な風景の中のオボー、牛や馬や羊たち、モンゴル特有な食文化、赤い食べ物、白い食べ物などが登場します。その背景の中で、主人公オリグルは、周囲の大人たちに助けられ、また知ってる限りの知恵を絞って、動くおうちに帰ろうと奮闘します。自然との共生や助け合う心を大切にしてきたモンゴルの遊牧民の知恵は、小学生のオリグル（私）の生きる力を育ててきたのです。
便利な現代社会に育つ子供たちも、この生きる力を育てることは大切だと思います。机上の勉強ばかりでなく、家のお手伝いをしたり、自然の中で思い切り体を動かしたり、周りの大人に助けを求めたり・・などをぜひ体験して欲しいなと子育て中の私は願ってます。

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小学生の女の子が絵本を出版した光景。小学5年生の女の子が4年生の時に、モンゴル出身のお父さんから聞いた実話をもとに絵本にしたそう。モンゴルに行ったことはないが、お父さんの話がとても面白いので絵本にしようと思い立ったそうで、モンゴルでの生活を紹介しつつ、主人公が学校に行っている間に移動してしまった実家を探す物語の文章や絵をすべて自分で考えたという。

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